ふじむらたいき、人生、きれいごと

140字では語りきれない言葉もある。

逃げる選択肢

 

 

100人以上の自殺志願者の声を

高校生の時から直接聞いてきた。

全文はコチラ ↓

 

fujifujizombi.hatenablog.com

 

 

 

 

 

【目次】

生きる事に価値はある?

自殺という選択肢

逃げる選択肢

自殺を選択するリスク

自殺の誤解

自殺の否定は生きる事の肯定

僕の選択肢

 最後に

 

 

 

 

逃げる選択肢

 

 

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自殺志願者に向けられる

一番多くの解決策が

「逃げろ」と言う選択肢。

これはその通りだと思うし、

僕もそういう言葉を投げかける事も多い。

 

「死ぬ勇気があるなら逃げろ」

 

こういう言葉の裏に隠れた

状況について少し書いていきたい。

 

自殺という選択肢が選ばれる理由。

逃げる選択肢よりも

自殺という選択肢を選ぶのは

様々な状況や理由があると思うけど

 

実際に自殺志願者の話を聞いていると

“自ら選べる選択”“繰り返す不安や恐れ”

この2つが大きい理由だった。

 

 

例えば

学校でいじめられて死にたい。

その時に逃げろと言われても

現実問題。逃げるのは結構難しい。

 

転校も親への相談から始まり

引っ越しなどの難しさ

 

自分1人で選択出来ない現実がある。

 

転職する事も

1人で選択出来なくはないが

親や周りの目を気にしたり

退職のやりとり。次の就活。

 

当たり前のことなんだけど

それがしんどくて

自ら進んで選べない現実がある。

 

もっと言えば

 

自殺という選択肢は

1人で、簡単に、出来る。

タオルで、部屋で、10分で、

自殺という選択肢は実行できる。

 

 

他にも逃げる選択肢としては

このような選択肢がある。

 

引きこもる、我慢する、電話・病院相談、

 

 

こういう選択肢は

先ほどと比べれば

自ら選べるし、そこまで難しくない。

 

しかし

 

「繰り返す不安や恐れ」がある。

 

状況が変化しないという不安や恐れだ。

 

先ほどの転職や転校も

 

同じような状況になるのでは?という不安

 

逃げたらもっと辛いかもしれないという不安

 

引きこもって逃げても

ずっと引きこもる事が出来ない

 

卒業まで我慢しても

次の場所も同じ状況になるかもしれない

 

勇気を出して相談しても

状況が変化しないという不安

 

人生は選択の連続だ。

逆に言えば選択し続ける必要がある。

 

 

死にたいという状況の

逃げるという選択肢

 

それは思っているより難しい選択で

「状況が変化しない」「繰り返す」

という不安や恐れが付き纏う。

 

だから

「逃げる選択肢」を選ばない。選べない。

 

こういう現実が

逃げる選択よりも

自殺という選択を選ぶ

 

 

なぜなら、自殺という選択も

死にたい状況の人にとって

実現可能な「逃げる選択」なのだ。

 

 

 

少しまとめると

 

僕は自殺を選択するのは

辛い状況だから自殺すると思っていました。

でも、それは志願者の話を聞いていると

違う事がわかってきた。

 

自殺というのは

 

1.現状が嫌だ、辛い

2.他にいい選択肢がない

 

この

2つの状態に陥ったり、続くと

自殺を選択する事を考え始めるのだ。

 

 

 

 

 

100人以上の自殺志願者の声を

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